第7章 心境と変化
「ふぁ~よく寝たなぁ~」
寝すぎたくらいだけど…
「おはよう。ジャーファルさん」
ジャ『おはようございます。見ず知らずの人間の側で…しかも男性の隣で寝れるなんて…神経が図太いんですね』
「えぇ~そんなに誉めないで」
ジャ『頭、大丈夫ですか?』
そんな憎まれ口言ったって、本当は王様と一緒だと心配で監視役を名乗り出てくれたクセに…
イヅルは、もっと素直で可愛いのになぁ。
「それにしても、久しぶりに寝すぎたよ。いつもは、数時間で目が覚めるのに…変だなぁ」
ジャ『………そうですか』
──バァン!!
【紫水!!助けてくれ!!実験台にされる!!】
ヤム『失礼ね!!調べてあ・げ・るのよ♪』
【黙れ。研究オタクがぁ!!】
ヤム『研究熱心なのよ!!』
『「うるさい!!」』
『【ひぃぃぃ!!】』
「紫…朝っぱらから、うるさい!!」
ジャ『ヤムライハ、貴女もです。紫水にダメだと、言われたましたよね?(黒)』
寝起きなのに、血圧あがっちゃう。
───
朝の朝食のあとは、八人将の会議に出席した。
シン『それで?昨日は、よく眠れたか?』
「寝過ぎました」
本当に、あんなに眠れたのが不思議なくらいだよ。
ジャ『ほぼ初対面の男性の前で、あんなに爆睡する人間に初めて会いましたよ』
「えッ!?じゃ、私が初めて!?」
ジャ『喜ぶな!!バカたれが!!』
そんなに怒らなくても…
シン『ずいぶんと…仲良くなったな』
当たり前でしょ。仕事は、やりやすい方がいいもの…