第3章 着替えと着せ替え
八人将とか言う人達に、色々説明した。
鬼道のこと、私のこと…
自分の事は深くは説明したくないから…名前の他に、前はどんな事をしてたとか…そんな事を話した。
そんな話でバタバタしていたら、外からドンチャン騒ぎが聞こえてきた。
シン『それでは、今日のところは俺達といてもらう』
「全員と?どうやって?」
ジャ『南海生物が出ると、その日の夜は謝肉祭と言う祭りになって皆で酒を飲んだり踊ったりするんです』
「私が、そこに居ていいの?」
シン『君が倒したんだ。それくらいの礼はするさ』
「そう…」
あんまり、人が集まるところ好きじゃないんだよな…
絶対、見世物になるし…
「え~と、シンドバットさん?ところで…さっきから腰にある手はなんですか?」
シン『いや、逃げないように見張ってるんだ』
「見張るの意味わかってます?触ってますよね?」
そんな事を堂々とされても、困ります。
「言っておきますが…セクハラは犯罪です」
シン『せく、はら?』
皆の頭の上に、?マークが出てる…
知らないのか…
「他人や上司に厭らしい事をされて、嫌だと感じることです。つまり、私はそんな風に触られるのが嫌です!!私の世界では、犯罪になりますよ!!」
ハッキリと言うと、ジャーファルさん達が拍手してきた。
ジャ『紫水。貴女は、素晴らしい人間です』
ピス『シンに、爪の垢でも飲ませたいよ!!』
ドラ『若いのに、立派だ』
これが、普通じゃないの!?
「そう言う事なので、離して下さい。今度、邪な気持ちで触ってきたら殴りますからね!!」