第9章 近寄るな!!!
目を覚ますと、目の前に何かあった
おぅ.....デジャヴ
今回も良いからだしてんな!と心の中でつぶやく
手首を見ると、少し赤くなっていた
『てめえのせいだぞ....』
可愛い寝顔に腹が立ち、軽く腹パンする。
「ん.....?あぁ、ゆうおはよう」
ふにゃ、と笑う怜に可愛いな!と言いそうになるのをこらえ、それと同時に腹パンがきいてないことにムカついた。
可愛くても、男なんだなって思う。
……昨日散々思ったけね。
『誰かさんのせいで手首がいたーい』
嫌みをこめてそう言うと、
「昨日、気持ちよすぎてすっごく身体動かしてたからね。」
と反撃をくらった。顔を真っ赤にして口をパクパクする。
「自分からねだっちゃって可愛いかったな~」
『そ、そんなことしてないし!』
「自分から腰押し付けちゃってたし??」
『や、やめろー!!!忘れてくれ!!!』
悔しいが本当の事を言われて、文句が言えない。
あー本当、最悪。
記憶ってどうやったら消えるんだろ……。あ、ボコボコにすればいいのか。
なんて、物騒な事を考えていると、
「僕、シャワー浴びてこよーっと」
と言って、部屋を出て行った。