第7章 天使は悪魔
本日3回目の目覚め…
今回は最高!!!!
身体の痛みやダルさがなくなっていた。
琢磨、マッサージ師になりなよ……。うん。
寝ている間に出て行った琢磨に心の中で感謝する。
後でお礼ちゃんと、言わなきゃ。
気づけば夜だよ…
毎日寝て過ごしてたらいつかカビる。明日は絶対身体動かそう。
そんな決心をしていると、扉が勢いよく開いた。
「ゆう~いた!!」
ノックもせず入ってきたのは可愛い可愛い天使の怜ちゃん!!!
変態だったら怒るけど、天使だから許す♡
『どしたの?』
ベッドでゴロゴロしながら尋ねる。
「僕と気持ちいことしよ?」
ベッドにぴょんと乗ってくる怜ちゃん。
そんなことして可愛いのは君くらいだよ。
『ん?何かな?またマッサージとか?』
「そうだね。マッサージしてあげる。」
天使スマイルを浮かべは怜ちゃん。
『のわっ!?...な、何をしてるんだ怜ちゃん!!!!』
「何って胸のマッサージ?」
なんの悪びれもなくそう言う。
あれれー?怜ちゃんが、おかしいぞーー?
『それは遠慮しようかな~』
そういい、胸をもんでいる手をどけようとすると、手を縛られた。
いきなり過ぎて、抵抗する間もなかった。
そういやこいつも暗殺者だ。仕事が早いわ。
『な、ななななにを!!!!!』
手の紐を解く技くらい知っているが、それをやっても解けない。
こいつ、厄介なやつだ……
縛り上手!すごい!(?)
テンパりすぎてよくわかんない事を考えてしまう。
「暴れちゃダメでしょ?子猫ちゃん?」
そう言う怜の顔は、天使なんかではなく、悪魔の顔だった。