第6章 .笑っちゃうよね?
「みんな!決勝リーグ出場校、全部出たわよ。
見ての通りだけど、
Aブロックはウチ
Bブロックは桐皇学園
Cブロックは鳴成
Dブロックは泉真館。
この4校で、代表を争う事になるわ」
「なんか新鮮なリーグ表だな」
「去年まで東京代表は、秀徳 正邦 泉真館の3大王者で決まりだったからな」
メガネサンやマンさん(伊月さんのコトだよ マンはMondayからきてます)の言う通り、去年誠凛は決勝リーグで正邦や泉真館、それに秀徳と当たっていた。
「思ったんだけどさあ、そん中の2つには俺ら勝った訳じゃん?
今年はもしかして、行けちゃうんでない!?」
「あ、こいつっ」
「いいやがった」
(フライさん、言い切ったな)
「だって、桃井ちゃんと青峰がいる王者に負けても、他に勝てば!」
「泉真館じゃないわ」
「「「?」」」
「あの2人が行ったのは、桐皇学園よ」
(そういえば桐皇ってドコにあるんだっけ……)
「「「「「ええええぇぇぇ!?」」」」」
「キセキの世代って、みんな有名なとこに行ったんじゃないの?」
「てっきり、緑間みたく王者の所かと…」
(確かになんで桐皇なんかに…
黄瀬に聞くまでは聞いたことない学校だったし……)
「うぃーっす」
「火神!」
「スイマセン、ちょっと掃除長引いて!」
なんで出席番号が近いアタシや黒子が掃除を終えて体育館にいるのかと言うと、火神の掃除場所が男子トイレだからでっす。(アタシは女子トイレで、黒子は違う場所)
(……なんか火神、変?)
アタシの勘は当たっていたようで、リコセンパイの練習禁止命令を無視し、ドコかで練習をしていたらしい火神は、センパイにしごかれ今日は見学しろと言われていた。
(ホントにバカガミだな…)