• テキストサイズ

【黒バス】 One More Chance

第5章 .綺麗な花には刺がある


翌日の練習で、アタシはみんなに謝った。

みんなは気にしてないとは言ってくれたが、アタシは勝手に感情ぶちまけて雰囲気悪くするなんてマネージャー失格だと思っている。


その後、昨日渡せなかった差し入れを配って、アタシを保健室まで運んでくれた人にお礼を言おうとした、んだけど…

「ホントにすみません。重かったですよね…」

「いいのよ別に!
気にしないで!!」

何故か運んでくれたのはリコセンパイだったという……

(てっきりバスケ部の男子の誰かが運んでくれたのかと思った……)

「ところでなんで倒れてたの?
いきなり叫び声が聞こえたからびっくりしたわよ」

「え、ああー…誰にも言いませんか?」

「え!?言わないわよ!」

リコセンパイは目を輝かせて言った。
(なんでそんなにキラキラしてるの…可愛いな)

「えー…っと、実はですね、アタシ、ぃ、ぃぬが怖いんです」

「へぇー!なあんだそんな事か!」

「そ、そんなコトって…アタシはホントにぃ、ぃぬがダメで……」

「大丈夫よひかりちゃん。
2号は咬まないし、大人しいから!

……でも火神君も犬、苦手なのよねぇ」

「大人しいとかそういう問題じゃ……え?火神もですか?……あの図体で?ふふ」

「そうよ!本当もうおかしいんだから!」

(だめだちょっと怖がる姿を想像してしまった……)
/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp