第4章 .下剋上
「あっ」
「ぶっは」
(いけない盛大に笑ってしまった緑間ごめん)
説明しよう!緑間は今お好み焼きをかぶっています!以上!
「……取り敢えずその話は後だ」
緑間は早口で言うと、席を立った
「高尾、ちょっと来い」
(あの10番高尾って言うのか、高雄とかぶるな…[第3章.身長高雄参照]まぁいいや)
「あ わりーわりー、ちょ、ごめっ」
高尾君とやらは緑間に店の外に連れていかれ、多分可哀想なことになっていた。(ドンマイ、ご愁傷さま…ふふ)
(しょうがないよ…緑間の頭にお好み焼き乗せちゃったもんね。ふふ)
「火神君の言う通りです。」
皆が緑間に呆気に取られている時に、黒子がいきなり話しだす。
「今日試合をして思いました
つまらなかったら、あんなに上手くなりません。」
(それな)
暫くして、緑間が一人で戻ってきた
(はたして高尾君の状態はいかに…)
「火神、一つ忠告してやるのだよ。
東京に居るキセキの世代は2人。俺と、青峰大輝という男だ。決勝リーグで当たるだろう。
そして奴は、お前と同相プレイヤーだ」
「!……はぁ?よく分かんねぇけど、そいつも相当つえーんだろうな」
「強いです。ただあの人のバスケは、好きじゃないです」
「…ま、せいぜい頑張るのだよ」
緑間はそう言ってお金を出し出口に歩いていった。
「緑間君。また、やりましょう」
「……当たり前だ。次は勝つ」
(なんだこの因縁の場みたいな空気……おいコラここは公共の場だぞ。)
「それと紺…白金。」
「なに」
(凄くいいタイミングだ心の中読んでんのこの人)
「お前はもうバスケはしないのか」
「……」
(タイミング悪!え、何今ココで言わせる気?誠凛バスケ部がいる前で?バカじゃないのこのメガネ)
「…するって言ったら?」
「お前がバスケ部に入ろうが入らまいが俺には関係ないのだよ。
だが、そうなればお前もろとも倒してやる」
(な ん で ア タ シ が 悪 役 み た い に な っ て ん だ)
「そう……分かった
さっきお好み焼き乗せてたアンタ口の周りに青のりつけてる火神よりカッコ悪かったよ」
しょうがないから笑ってやった。
これはアタシなりの宣戦布告だ。