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HQ商社、営業日誌。

第1章 『月が満ちる頃。』




ーーーーーー


「ケイ…どうしたの?」

「ん…何でもない。」

横を見れば裸で寝転がる名前も知らないオンナ。

僕はスマホを見ながらぼうっとしていたようだ。
でかい胸を腕に押し付けられる。


甘ったるい香水が鼻につく。
その匂いだけで胸焼けしそうだ。







「ケイ…もう一回…」



あれだけシたのにまだ足りないのか…

咥えていたタバコの火を消し、ベッドに座り足を開く。




「だったら…ちゃんと僕のことも気持ちよくさせて?
できるデショ?」



オンナは物欲しそうに笑いながら僕の肉棒を起立させるために 僕の足の間に頭を埋めた。




甘ったるい香水

性を放った時の生臭い香り

オンナの媚びる声



全てが嫌になり目を閉じる。












目を瞑り、浮かんだのは…



弱そうで強い、あの瞳

「月島くん」

僕を呼ぶ声。






この月の下、キミは何をしているのだろうか。


自分でもわからない気持ちを消化させるため、僕はオンナの喉に肉棒を押し当て、欲を吐き出すことに集中することにした。












そう。



これは僕の戯れに呟いた独り言。


ただ、それだけ。



end


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