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HQ商社、営業日誌。
第1章 『月が満ちる頃。』
流石に就職したら抑えなきゃって思った。
だけどあの日、アイツの首に咲く赫い華を見た時、何故か僕は欲情した。
嗚呼僕は、カノジョをメチャクチャに壊してやりたい。
そう感じた。
仕事の同期だとかどうでもよくなった。
だからあの日…
「ねえ、椎名サン、ちょっといい?」
そう声を掛けた。
カノジョなら
僕の好奇心を満たしてくれる。
何故かそう感じたんだ。
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