第2章 助けてくれた彼
おじいさんの言った通りすぐに街についた。
街は、いろんな人で賑わっている。
老若男女、商人、異国の人…それに、騎士まで…
「いろんな人がいるんだぁ」
キョロキョロとあたりを見回す。
どこも興味のあるものばかりでどこから行こうか迷ってしまう。
まずは、本屋さん行こうかな。
バンからお小遣いももらったし、これからまたお家にいることになるし、暇つぶしに買っておかないと…
また、家に1人って考えたら辛くなってきた。
いやいやっ、せっかくお外に出られたんだから楽しまないと!!
私は、街中の本屋さんに入って本を探す。
できるだけ分厚くて面白そうなものを…
上から下まで探したけれど、
分厚い本で置いてあったものはほとんど読んだことのあるものばかりだった。
とりあえず、今読んでる本も読み終えるところだったからそこそこ分厚い本を買った。
買った本は、女の子と王国の騎士の恋の物語の本。