第7章 後悔と期待
「悪ぃけど、今日はちょっと忙しくてすぐ戻らなきゃいけねんだ」
…帰っちゃうんだ。
寂しいけど仕方ないか~。
ほんとは、もっといてほしかったんだけど…。
「メリオダス、ちゃんと仕事してるんだね」
「ったりめーだろ?」
「毎日サボってるくせにね?」
「国の一大事とか、重大な問題があった時はちゃんと仕事するぜ?まぁ、普段は修行みたいなもんだしな」
「鍛える必要はないと?」
「ああ。鍛えなくても強ぇからな(ドヤッ」
確かに、小さいけど…
筋肉はがっしりついてる。
「じゃあ、俺行くけど…薬飲めよ?」
「あ、うん…」
「なーに?俺いなくて寂しいのかー?」
「う、うるさい!ほら、仕事いってらっしゃい!!」
私は、さっさとメリオダスの背中を押して家から出した。
メリオダスのいなくなった部屋は、静か。