第5章 混乱する気持ち ◎
「んんっ…やぁ……バンっ…やめ…てッ」
それでもバンは止めない。
首から胸…全身にキスをし、舐める。
私の身体は舐められられるたびにビクンッと跳ね上がった。
「やめてほしくねぇだろ」
「い、いや…あんっ…」
声を出したい訳では無いのに、
自然と自分の声じゃないような声を出していた。
そのまま流れるようにショーツの上から割れ目をなぞる。
「…あっ…あぁ…んっ…」
「こんなに濡らしていじゃねぇーよな?」
「あぁんっ…いやぁ…ん」
するっと、バンの長い指が私の中に入ってくる。
クチュクチュと下からの方からエロい音が聞こえる。
何とも言えない感覚に気持ちよさと不安感が押し寄せた。
そのせいか涙が目から溢れた。
視界がぼける。
それでも、バンの指の動きは収まらない。
私も素直にいやらしい声を出してしまう。
バン、酔っているの?
怒っているの?
どうしてこんなことするの?