第5章 混乱する気持ち ◎
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「んっ……バン?」
バンを待っていたらいつの間にか寝てしまったらしく、目を覚ませば目の前にバンの姿があった。
「〜、ヤらせろ」
「えっ?」
私は、身の危険を感じて逃げようと思ったが…
もう起きた時には、私の両腕はバンの片手が捕らえていた。
「バン、ちょっとま…んっ……」
バンは私の口に強引にキスをしてくる。
何度も何度も角度を変えキスをしてきた。
「んっ…はぁ……」
暖かく柔らかいものが口の中に侵入してくる。
初めての体験に感覚が麻痺し始めていた。
「んやぁ…んん…はぁ…」
「キスだけ気持ちよくなってんのかァ♪」
私は、フルフルと首を横に振る。
「バン、やめて…」
「やめねーよ」
バンは、左手で私の両手を固定し、使っていない右手で私の胸を揉み始める。
最初は服の上からだったが次第に服を捲りあげ、ブラを剥ぎ取られる。そして、露わになった私の胸を優しく揉みしだいていく。
「…んやぁ…はぁ……ぁッ…」
優しかった手つきもいつの間にか激しさを増して、
先端を軽くつまんだり、口に含み舌で転がしたりと、
押し寄せたことのない快感が私を襲った。