第5章 混乱する気持ち ◎
メリオダスと話しているとすっかり、日も沈みかけてきていた。
「あ、もうこんな時間っ!メリオダスも帰らないとまずいね?うちの人もそろそろ帰ってくるし」
「それもそーだな!といたら時間経つのがあっという間だな」
…メリオダスは嬉しいこと言ってくれるねぇ
「冗談でも嬉しいよ」
「こんなこと冗談でいわねーよ」
ポンと頭を撫でると、
じゃーなっと帰っていった。
私の頭には、メリオダスの手の感覚が残っていた。
「ふふっ//」
にやけてる自分、すっごく気持ち悪い!
でも、自然とにやけてしまう。
私はにやけを隠すように布団に潜った。
メリオダスへ溢れる気持ちを抑えて私は、バンの帰りを待った。
会話が減ったことを謝ろうって思った。