第5章 混乱する気持ち ◎
「メリオダス。リズさんってさ、メリオダスの恋人?」
なんで聞いたんだろう。
答えなんてわかってるのに、
後悔するのは自分なのに。
ん?後悔ってなんだ、後悔って。
「ああ、そうだ!よくわかったな」
「だよね、そーだとおもった」
それしか言うことができなかった。
リズさんが恋人だからなにって訳でもないし、
聞いてどうこうするって訳ではないが、
聞いてしまった。
そして、なぜか後悔していた。
リズさんが恋人って知った時、
胸にモヤッとチクッとしたのを感じた。
変なの…。
「じゃあ、は無事に告白できたのか?」
「し、しないよ!告白なんて」
メリオダスに突っ込まれて焦ってしまう。
告白なんてしない。
相手にされてないのに無駄なこと。
「私なんて妹扱いだし!それに…この1週間会話減ったし」
「そーだったのか。好きなら好きって伝えりゃいーんだよ」
「でも」
「後悔すんぞ」
後悔はしたくないけど…
でも、、好きかどうか良くわかってないんだよね。
今ではほんとに好きだったのかなって感じだし…。