• テキストサイズ

わたしの罪

第4章 家という名の檻



私、知らなかったな。
私が知っているメリオダスはほんの一部で、
知っているようで知らなかった。

私は、なんだか…虚しくなった。

…いつの間にか私の目には、涙が溜まっていた。

「…あ、あのっ…わ、私帰りますっ」

その場にいるのが悪い気がして、
邪魔をしてはいけないって思った。

私は、走って走って家まで逃げてきた。

「ハァハァ…ゴホッ…」


咳が止まらない、、呼吸が整わない…
苦しい……バン………バン助けてっ……

私は、心の中でバンに助けを求めた。
そしていつの間にか意識を手放していた。


──────────────────

「」

あれ?私の名前を呼ぶのは誰?

私がたっているのは花畑の真ん中。
そして、目の前には暗くシルエットになっている彼。
誰かは見えないけれど…私のことを呼んでいる。

「メリオダス?バン?」

「、早く来いよ」

声を聞けば分かるのに、
それでも誰かがわからない。

あなたは一体誰?

─────────────────

「んんっ…」

あ、なんだ夢か…
あれ?私、ベッドの上にいる??

「起きたか」

声がする方を見るとバンが椅子に座っていた。

/ 52ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp