• テキストサイズ

わたしの罪

第2章 助けてくれた彼



誰だろう…っていうか子供…??
あ、でも…この服ってここの国の騎士の服…ってことは騎士さん?

「あの…」

「んまそーなもん、食ってるな!」

「あ、食べます?」

私は、パンを差し出す。

「お、サンキュ」

男の子は、パンを受け取るとすぐにぺろりと食べ終えた。

「騎士さんですか?」

「あぁ!ちょっと、サボりに来たんだ」

サボりって、、ダメなんじゃ…

「いいんですか?」

「んー、ダメだな」

ですよねぇ……

「ここに人が来るって珍しいんだ。ここ、俺のサボり場所」

「あ、すいません。じゃあ、私…帰りますね」

サボり場なのに邪魔しちゃ悪いよね。
いい所だと思ったんだけどなぁ…

「いや、俺のサボりに付き合ってくれ!」

「え??」

な?っと笑う騎士さんにちょっとドキッとしてしまった。

/ 52ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp