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城宮家と兄妹
第2章 ‐1‐
「あーも!!遅刻しちゃう~!」
半泣きでリビングに入る。
優雅に朝ごはんを楽しむ野郎、約4名。
「詩乃おはよ~」
「おはよじゃないよ!!起こしてよ兄ちゃん!!」
お弁当と水筒をカバンに突っ込む。
まったく、自分だけ優雅に過ごしちゃって。
「しーちゃん、まだ大丈夫だよ。まだ6時半」
「え?」
そう言ってくれたのは長男の涼雅さん。
私は涼兄って呼んでる。
「え、騙したのね!?」
「ごめーん♪」
彼女は私と同い年の愛澄ちゃん。
「はあ...」
脱力。
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