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城宮家と兄妹
第4章 ‐3‐
「...しーのーちゃん!!おーい!」
「え?....」
みちるくんが横でニコニコしている。
そうだ、
いまみちるくんと帰ってる途中だったんだ。
やだやだ。
昔なんか思い出すなんて。
「また諄季?」
「...まあね」
そっか、
みちるくんはため息でも吐くようにボソッと言った。
「あんま、縛られすぎんなよ。諄季はちげぇかもしんないけど、詩乃ちゃんにも諄季にも俺ら居るし!」
「...」
そんなことは分かってる。
分かってるけどお兄ちゃんは...
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