第3章 ‐2‐
前を向くと、美堂先生がニコニコしながら手招きしていた。
隣にはなぜかみちるくんと徹平くん。
「え....、行った方がいいかな」
「そりゃあ。もうね」
楽しそうに微笑み、怜奈は教室へ入る。
私はとりあえず美堂先生のとこへ。
「3人仲良くなんて珍しいですね」
そう言うと、徹平くんは嫌そうな顔をした。
みちるくんはとりあえずニコニコしてる。
「美堂センセーと詩乃ちゃん、幼なじみなんでしょ??」
「え、うーん。まあ....」
幼なじみっていうのかな。
なんか幼い時にしか過ごしてないからよく分かんないけど。