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城宮家と兄妹
第2章 ‐1‐
そういえば私も、施設に居たころ好きな人なんか居たような気がする。
お兄ちゃんが施設の先生と遊んでる間に、いつも一緒だった男の子。
名前、なんだったっけな...
思い出せないや。
今となってはすごく懐かしい思い出だけれど。
いま何してるのかなあ。
『席付け!ホームルーム始めるぞ~』
10歳も離れた男の子だったからな~。
あっちは普通に友達だったかもしれない。
昔の思い出に浸りながらベラベラ話す担任のホームルームを受けた。
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