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城宮家と兄妹
第2章 ‐1‐
お兄ちゃんは大学付属の高校なので、別。
頭良いから自慢!
「今日は遅くなるから、愛澄ちゃんと帰ってくること。いい?」
「分かってるよ!」
正門で分かれ、靴箱に入る。
愛澄ちゃんとは隣のクラス。
「そう言えばみちるくんは?」
「みっくんはギリギリに来ると思うよ」
じゃーね、と教室入口でお別れを告げる。
なんだか少し寂しい気もする。
「早く入れよ、城宮」
「うわっ、徹平くん!おはよう!」
彼は内原徹平くん。
なんか、妙に絡んでくる男子。
「おう、おはよう」
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