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城宮家と兄妹

第2章 ‐1‐



「徹平くん早いね!いつもは遅刻するのに」

「たまには早く来るんだよ」

徹平くんは無愛想だ。
笑うことは滅多に見ない。

あんな膨れっ面みたいな表情じゃ、友達も出来ないよ。
まあ、居るけれど。

「しーちゃん、おはよ」

「怜奈、おはよ~♪」

彼女は田崎怜奈<レイナ>。
中学からの仲良し!

「あんた、相変わらず内原に好かれてんじゃん?」

「え、違うよ。あれはコミュニケーション!」

「んなわけないじゃん。あんたにだけよ、話しかけんのって」

怜奈は不敵な笑みを浮かべた。
こ、こわい...
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