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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第11章 もう1度振り向いて


結城side

「俺何かしたか?」

「さぁ……あ!佐藤!俺とコイツそこに入れといて!」

「あ?どこに入れたんだよ。」

「騎馬戦。」

「はぁ!?」

今、クラスの男子で運動会の競技を決めている。
1ヶ月後は運動会がある。
しかも俺上になってるし。

「何でだよ!俺出ねぇって!」

「いや、1人1つは出ないといけねぇから。あとは走るのばっかだし、お前下出来ねぇだろ?足怪我してんだから。」

「まぁ……そうだけどよ……」

「……俊くんにいい所見せて振り向いてもらえるかも?」

っ!
そうだ!和也、コイツほんといいヤツだ!!

「和也ーー!お前本当最高!いい親友持てて良かったぁ!」

「うっさ!鼓膜破ける!」

よし!これで俊に振り向いてもらう!
あ……そう言えば……

「お前、由衣とはどうなったんだよ?」

「は?どうって……話聞いただけ?」

なるほど、また上がって言えなかったんだな。

「なんだよ?」

「いや……」

一応応援してんだけどな……
この2人なら上手く行くと思うんだけど。



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