第7章 サプライズ?!
俊side
食事を終え、食器を片付けていると「主役はしなくていいよ」と和也さんが変わってくれた。
「俊〜」
兄ちゃんがソファに寝転がって僕を呼んでいた。
食べすぎてお腹が痛いとか……
「俊くん、行ってあげて(笑)アイツ相当寂しがってたし(笑)」
「ありがとうございます(笑)」
僕は兄ちゃんの方へ歩いていく。
グイッ!
「ひゃう!」
急に引っ張られて兄ちゃんの上に倒れてしまう。
そのまま抱きしめられた。
「あー……落ち着くー……」
「ちょっと!和也さんいるから!////」
「いいのいいの、気にしなくて。」
僕は抱きしめられた状態で動けずにいた。
しばらくして洗い物を終えた和也さんが戻ってきた。
「あのさぁ……俺いるんだけど……」
「ほらぁ!兄ちゃん!」
「和也には関係ねぇだろ!」
「いや、せめて人目気にしろよな……(汗)」
携帯がなり、和也さんが携帯を取り出し覗く。
「げっ……マジかよ……」
「ん?どうした?」
「急遽バイト入ってくれだって。はぁ……」
和也さんは帰る準備をしていた。
なんか寂しくなっちゃうな……
「あ、そうだ、俊くんこれ!プレゼント!」
「え!?いいんですか?!」
「うん、じゃ行くな!」
「いってらー」「いってらっしゃい!」
和也さんも大変だなぁ。
あ、プレゼント何かな?
貰った小袋を開けると中にはミサンガが入っていた。
青系で編み込まれている。
手作りかな?
あれ、まだ何か入ってる。
取り出して見ると、2枚の割引券。
ってここのパフェ超有名な所!
1度行ってみたかったんだよな……けど、高くてなかなか……でもそこの割引券……
嬉しい!
「ねぇ、俊……」
「何?」
「俺からもプレゼントあるんだけど……来て……」
「本当に!?」
僕は兄ちゃんの方に走った。