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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第16章 おまけ2!


―――17年後

「あ!アレン!送っていく!」

あれから17年。
アレンは高校2年生になった。
ビックリするくらいカッコよくて、背も高くなった。
ラブレターも何度も貰ってきてる。

「いい。ひとりで行ける。」

「んー……」

「それに……また男が付いてくるよ?それでもいいの?」

「それは困る。」

「シュンは可愛い顔してるからすぐ何されるか分かんないよ。外に出るときも優さんと一緒にいてね。」

「はい……」

毎朝息子に説教されてます。
せめて、学校まで見送りしたいんだけど……

アレンは日本語も英語も話せる。
成績もトップらしい。

「やっべー遅刻……」

「あ、和也さん!焦って事故らないように!いってらっしゃい!」

「おう!じゃあ、アレンも!気をつけろよ!」

「……」

「返事くらいしろよ。」

「……Ok.」

「あはは(汗)」

アレンは何故か和也さんに対して冷たく、英語でしか話さない。

「じゃ………」

アレンは僕を抱きしめる。

「シュン……大好き。行ってきます。」

「はいはい。いってらっしゃい。」

親離れして欲しいんだけど……人見知りはいつなおるのかな……
アレンを玄関先で見送り、扉を閉めようと外に出る。

「あ!俊くん!!今日家おいでよ!」

「優さん!うん!今から行く!」

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