• テキストサイズ

僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第11章 もう1度振り向いて


結城side

「ねぇ、俊ー、勝ったよー?優勝もしたよ?約束はー?」

閉会式が終わってからずっとこの状態。
母さんは先に家に帰って、和也さんも帰った。

「家まで駄目。」

「待てないなー。」

兄ちゃんってこういう所あるんだよね。
可愛いんだ。

「ん?」

視線を感じ立ち止まる。
なんだろ。

「どうした?」

「ううん。気のせいかな。」

僕達はそのまま家に帰った。


___

「ただいまー。」

「おかえりー。」

リビングに入りテレビを着ける。

『行方不明になってから3ヶ月が経ちました。行方はまだ分かっていません。』

あー……前にもあったなこんな事件。
確かその子は遺体で発見されたんだ。
今回の子がいなくなって1週間後の事だった。
歳は僕と同じくらい。
僕の学校の近所の学校に通う男の子だった。

「……俊も気をつけろよ。」

「大丈夫だよ。」
/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp