第8章 買い物
「あー....本当だ.....。大丈夫かな.....」
そして私はその男の子のもとに歩いて行く。
「大丈夫?」
私は、男の子の前でしゃがみよしよしと頭を撫でる。
男の子「...うっ....おねぇーちゃぁん......ひっく....」
みるみるうちに男の子は笑顔になって......
いかなかった。
「お.....ねえ.......うわあああああん!」
初めは笑顔になりそうだったものの、私の後ろを見て泣き出してしまった。
「えっ!?」
そして、後ろを見ると....。
何故か怖い顔をした影山が立っていた。
「ちょっと!どうしたの?!影山!?」
いや....怖い怖い怖い!!!
なんで、眉間にシワよってんの?!
身長180くらいあるから下から見るとめっちゃ怖いよ!?
影山「....い、いや...。小さい子には笑顔をと.....。」
「え、笑顔!!!???」
影山「?はい。」
「そ、そうなんだ...。」
影山には悪いケド....
いや、笑顔こっわ.....。
「ほーら!!!泣かないで?よしよし!」
男の子「うっ、うん....!」
男の子がニコッと笑う。
「偉い!」
すると、
?「こうちゃーん?」
男の子「あっ!おかーさんだ!!!」
「お!よかった!」
男の子「うん!ありがとう!おねーちゃん!!!バイバイ!!!」
「うん!バイバーイ!」
男の子がお母さんの元へ走っていく。
影山「よかったッスね...。」
「うん!よーし!早く買って帰ろ~!」
影山「ウッス。」