第8章 買い物
「えっと、スポドリの粉は...。」
やはり、平日なだけあって人は少ない。
「あった、あった!」
もうすぐ合宿だから、いつもより多めにカゴにいれる。
「よっし...。これくらいかな~?」
私が、他に切れてる物が無かったか記憶の中を探っていると。
影山「......あやね先輩。俺買い終わりました。」
突然、影山が戻って来たのだ。
「おお!う、うん!私も今から会計に........。」
そう言い終わろうとしたら.....。
影山「.........あれ、迷子ッスかね?」
影山の目線の先には小さい男の子が泣きながらうずくまっていた。
男の子「うっ...あっ...ぁ。おかぁさぁ~....。」
幼稚園ぐらいだろうか....。
回りにお母さんらしき人は見当たらなかった。