第1章 うたかた
【翔side】
最後の一滴まで吸い上げてから、
ゆっくり身体を起こして智くんを見た。
上がった息を整えようと肩で息をしながら、彼も俺のことを見ていた。
その瞳の奥に宿る、蒼い焔....
俺はそれから目を反らさずに、わざと音を立てて彼の吐き出した白濁を飲み込んで見せ、唇の端から溢れたそれを、手の甲で拭った。
「...たくさん出たね...」
俺の言葉にぱっと智くんの顔が赤くなった。
その顔は、なんとも少女のように可愛らしい...
俺は用意しておいたローションを手にとって、
「次はこれね♪...智くん。俺がやり易いように、四つん這いになって..」
俺のそのお願いに、一瞬瞳を揺らしたけど、彼はなにも言わずに、のろのろと体勢を変えて、俺の方にお尻を向けた。
現れたソコは、もう期待してるからなのか、ヒクヒクしながら俺を誘う。
鼓動が速くなるのを押さえながら、
ボトルのふたを開け、
「もっとよく見えるように、自分で広げて〜..出来るよね?」
嫌だとも、恥ずかしいとも言わないで、
智くんは頭をベッドにつけると、両手で蕾を広げて見せた。
!!!堪んねぇ/////
俺はヌルヌルの液体を纏わせた指を、
彼のソコに潜り込ませた。
その中はもう、熱くて、蠢きながら俺の指を飲み込んでく...
「..すげっ..勝手に引き込まれてくよ...エロいね...智くんのここ...」
そんな言葉が、さらに彼を欲情させること、ちゃんと分かってるんだ。
「..やだ..そんなこと..言わないで..」
俺は、2本の指で広げるように解しながら、その場所を探る。
.......あった♪
指を腹の方に曲げると、いつものコリコリしたところに触れた。
その瞬間、
「...んああぁ////」
智くんは仰け反って、俺の指から逃げようとする。
「..逃がさないよ..ここ..好きなくせに...」
俺は彼の腰を抱えて、いい声で鳴いたその場所を、何度も擦ったり押したりした。
「やあああっ...ダメ..翔くん..おかしくなっちゃう..ああっ...」
智くん....もっと乱れて...
誰にも見せない顔、もっと見せてよ....