第5章 TRAP
【翔side】
感じてなんかやるもんか、そう思っていた。
こんなの、駆け出しの頃にロケで冬の海に素潜りしたことを思えば、どうってことない....
初めて、って訳でもないし。
目、瞑って他のこと考えてれば終わるから...
そう思っていた。
だけど....
潤に視られるだけで、反応するなんて。
言葉で嬲られ、
感じ始めたその先を舐められると、
俺の奥底にある、欲望の焔が、
ちろちろと燻り出す。
その先の快感を求めて、勝手に身体が熱くなる。
熱を集めて形を変えるソコを弄びながら、潤が楽しそうに言う。
「エロい身体♪これじゃあ、リーダーだけじゃ、満足できない訳だよね〜?」
.......屈辱に身体が震えた。
俺の意思とは関係なく、反応してしまう身体がもどかしい。
すると、それまで袋をさわさわと揉み込んでいた手を、後ろに滑らせ孔に触れた。
瞬間、電流が背筋を駆け上がる。
「....んぁ////」
必死に堪えていた声が漏れると、潤は満足そうに笑った。
「もっと欲しいんでしょ?...せっかちだなぁ、翔くんは♪....もっとゆっくり行こうよ〜」
立ち上がった彼は、俺の手を引いて、バスルームに入った。
「洗ってやるから、足広げて立ってよ..」
抵抗しても無駄だって、充分分かってるから、俺は、何も言わずに脚を広げて目を閉じた。
シャワーの音の中、泡を纏った潤の掌が、指先が、俺の身体を這い回る。
強弱を付けた、その巧みな指使いで、
俺は、震える手で彼の肩を掴んだ。
「..んっ...っ..んぁ..やっ..」
「ふふっ、翔くん、か〜わい❤...もっと聞かせてよ..」
潤の思い通りになるのが悔しくて、思わず指を強く噛んだ。
「ねぇ..リーダーにされるの?その時も、そんな可愛い声で応えるの?...そりゃあ、リーダーも堪んないよね♪」
「.....潤..おまえ...」
智くんのことを言われ、睨み付けると、
「分かってるでしょ?素直になってね❤」
そう笑った。
諦めた俺は、身体を支えるため、壁に片手をついて、彼の施す刺激を受け入れた。
「..あ..んあっ..はぁ..ああぁ..」
潤の手で散々弄ばれたソコから、勢いよく白濁が飛び出し、俺は膝がガクガクと震えた。
「翔くん、もうイッたの?」
潤が笑った。