第1章 うたかた
【翔side】
「...智くん..いいよ、その顔...そそる🎵」
俺は期待して勃ち上がった智くんのソレをそっと握った。
「...あん..」
彼の背中が一瞬跳ねる。
...でも、本当に彼が欲しい刺激はまだやらない..
もっと焦らして、彼の口から強請る、やらしい言葉をもっと聞きたい...俺が好きな、少し甘くて透き通るその声で。
ソコを覆う最後の一枚もそのままに。
俺はわざと触れるか触れないかの強さで、滾る彼自信をゆっくりと上下に擦る。
...その先を期待して智くんは淫らに腰を揺らす。
...ほら、強請ってみなよ?
...その綺麗な声で...可愛い口で...
俺が欲しいって、そう強請って///
俺の思惑通り。
「..翔くん..お願い..直接触ってよ...」
その言葉に、俺はひとりほくそ笑みながら、下着をずらして足首から落として彼を一糸纏わぬ姿にした。
無駄のない綺麗な身体の真ん中で、ソコはすっかり形を変えて尖端を濡らしていた。
もう一度握ろうとしてふと彼を見ると、ほんの少しだけ口元に笑みを浮かべながら、君は俺のことを見ていた。
焦らして、主導権を取ったつもりでいたけど...
ホントは智くん、君の思惑通りに踊らされてるのは、俺の方、なのかな?
...それでもいい...
今この瞬間...
この時だけは、君は俺だけのもの...
絡み合った視線に俺もほんの少しだけ笑って、ソコを握って、雫で濡れる尖端を親指の先で撫でた。
「...あっ...」
俺の思考を奪うその声に吸い寄せられるように、俺は智くんの薄く開いた唇に、噛みつくようなキスを落とした。
貪るような官能的なキスと、すっかり勃ち上がったソコへの刺激で、智くんは蕩けそうな甘い声で喘いだ。
...もっとだよ...もっと強請って...
「...あぁ...翔..くん...舐めて...」
落ちたのは君?
それとも俺??
「...どこを...舐めるの?」
........俺の顔をじっと見ていた彼の口が、ゆっくり動く。
「...俺の..ちんこ..お願い...早く舐めてよ..」
その根元を握って尖端を咥内に招くと、智くんの味がした。