第14章 イチオクノホシ
【翔side】
「...あ..あ..あっ..翔くん...」
俺の上で智くんが躍る。
しなやかに躍動する華奢な身体は、
あたかもドームのセンターステージでひとり、観客の目を釘付けにする魅惑的な彼と重なった。
自分自身を抱き締めるように腕を交差させ、
夢中で腰を振る智くんを黙って見つめていた。
汗で光った筋肉が綺麗で、仰け反った顎のラインが、ドキドキするほどセクシーで...
「何見てんだよ...」
俺の視線に気づいた智くんは、動きを止めて俺のこと上から睨みつけた。
「智くんがあんまり綺麗でエロかったから...」
そう言ってやると、夜目にもそれと分かるくらい、頬を赤く染めて目を反らせた。
「...見んな..バカ...」
そんな智くんが可愛くて、下からひとつ、思い切り突き上げてやった。
「まだまだ、いくよ...」
そう言って、下から激しく奥を穿った。
その刺激に、バランスを失うその身体を抱え直し、更に何度も激しく突き上げた。
尖端から雫を溢しながら、律動に合わせて揺れるソレを、智くんに握らせてやると、そのまま、当たり前のように扱き出した。
.....智くんの手が奏でるくちゅくちゅという卑猥な音と、俺との結合部から出る音が、重なりあって室内に響いてる。
「...智くん..エロすぎ...」笑う俺に、
「...誰の..せいだと..思ってん..んあぁぁ////」
わざと深くひとつ突いてやると、彼は崩れるように俺の上に倒れ込んできた。
その身体を反転させ、彼の片足を肩に担いで、もう一度俺のを送り込む。
「...あっ..ソコ..ダメ..やああっ..」
そう言いながらも、手を動かすスピードを上げる智くん...もう...堪んねぇ////
「イキたいの?」
「...イキたい..ちょうだい..翔くん」
「りょ〜かい♪♪」
腰を送るスピードを上げ突き捲ると、肌と肌のぶつかる音も激しくなる。
「..あ..あ..イッちゃう..やぁ////」
先にイッたその締め付けで、俺も呆気なく智くんの奥で爆ぜた。
目を閉じ、その余韻の中を彷徨う彼の身体を、繋がったまま抱き締めた。
「智くん...愛してるから」
その言葉に、薄く目を開けて俺を見た智くんは、にっこりわらって、意識を手離した。
「..あいしてる...」
もう一度囁いて、可愛い唇にキスを落とした。