第14章 イチオクノホシ
【翔side】
全く...
はしゃいでたかと思ったら、急に盛って。
んで、寝てるってさ...
あっという間に寝息を立て始めた智くんの横顔を、遠慮なく見つめた。
ホントに可愛い...これで36とか、信じられない。
......智くん...智...
ずっと欲しくて、でも手を伸ばすことさえ出来なくて。
愛の言葉さえ囁くこともないままに身体を重ねてた日々...
それが今、この手の中にあるんだ...
手を伸ばせば...
...そっと頬に触れると、ほんの少し笑った。
こんな風に、触れることもできる。
やっと一緒に歩くことができたよね?
二人でこんな旅行に来るなんて、あの頃の俺たちにとっては、夢のまた夢。
週にたった一度、月曜日。
あの部屋で、熱を分けあうだけの関係...
俺はそっと、くうくう可愛い寝息を立てる智くんに唇を重ねてみた。
......起きない...
もう一回やってみても...寝てる。
......
ムクムクと沸き起こった悪戯心で、俺はそっと、バスローブの裾を肌蹴て、グレーのボクサーの上から、大人しくしてる『さとしくん』を撫でた。
......起きない...
今度は、前の窓から、そっと『さとしくん』と取り出してみた。
くたっと寝てる...そんなところも可愛い...
掌で尖端を撫でていると...
あ...
寝ていても、本人の意思に関係なく、触ってやったら反応し始める『さとしくん』...
かっ、可愛い///
なんだか嬉しくなって、そっと舌先でぺろりと舐めると、ピクンと跳ねた。
//////ヤ~バ~イ~!!可愛すぎる///
強すぎないように、舌先で刺激でし続けると、あと少しで、マックスになりそう...
よ~し!!......
「翔くん...何やってんの!?」
「あ...起きたの?」
気か付くと、智くんは身体を半分起こして、怒った顔して俺のことを見ていた。
やべ~...
夜まで待ってろとか言っといて。
俺は、睨みつける智くんの滾りを、咥内に取り込み、一気に激しくしゃぶってやった。
「あっ///やめてよ...あああ..やっ..あ...翔くん..」
やめてよ、なんて口先だけで、気持ち良さ気に腰を揺らしてヨガる智くんを、予約したディナーの時間まで、たっぷりと可愛がってやった。