第13章 キミの夢を見ていた
【翔side】
俺の欲望が、更にその上へ行く彼を見たくて、欲の出口を塞き止めると、
智くんは今まで聞いたこともないような矯声を上げて、イッた....
イかずに、イッた....
そういうのがあるっていうのは知ってたけど。
今までは試したことなんかなかった。
暫くして、痙攣する彼のソレを離すと、
ピクピク小刻みに跳ねている。
ドライでイッた後の智くんは、
今まで見たことない妖艶さで、浅く息をしている。ピンク色に染まったその身体を抱き締めると、全身から吹き出した汗で、じっとり湿っていた。
「今度は一緒に、イこっか?」
そう言いながら、ヒクつく蕾に、俺の滾りを突き刺した。
すると、入り口に挿入しただけで、
蠢く中は、締め付けながら、俺を奥へと飲み込んでいく。
「..っつ..智くん..締めすぎだって..」
「..えっ..分かんないよぉ..翔くん..もっと..奥まで..もっと...来てよ..」
智くんはもう、訳が分からないというように首を振ってイヤイヤをした。
ダメだ!持ってかれる////
俺は彼の両脚を肩に掛けて、力任せに打ち付けた。
「..ああぁ..やぁ..ソコ..もっとシテッ///」
「..さとし...俺もう..無理..イき..そう..」
一旦腹に力を入れて逃しても、
また直ぐ押し寄せる波に、もう坑がえない。
「...イきそっ..あ..あぁ....あうっ////」
「..イクッ..イクよぉ..やああああっ////」
智くんの中で、何度も熱を吐き出しながら、
そのまま彼の上に倒れ込んだ。
....腕の中の愛しい塊は、ひくひく身体を痙攣させながら、意識を飛ばしてた。
.....ああ..ヤバい...
こんなよかったの、初めて、かも...
智くんの負担にならないように、横にずれながらもう一度抱き締めると、
俺のが抜けて、そこから一緒に、
白濁が流れ出た。
あ、やべっ、シーツが...
でも動くことなんか出来なくて。
智くんは、そんなことにも気付かずに、
天使のような顔で眠ってた。
.....余裕だと思っていた二時間に後10分。
シャワーしなきゃ....
でも、あと少しだけ、このままでいたい。
汗で濡れた身体は、抱き寄せると隙間なく、吸い付いた。
.....智くん...
俺..すっげぇ、幸せだわ...