第6章 Firefly
【翔side】
俺はもう分かっていた。
智くんが、俺の乱れて、求める様を見ている....その事が、俺をいつも以上に興奮させていること。
羞恥を快楽が越えていく....
「翔くん...欲しいでしょ?...舐めてよ」
俺はもう、松潤の言うがままに、彼の中心に顔を近付けてそれを咥内に招き入れた。
「..んん..ぁ..翔くん..イイよ..もっと....舌使って..裏も舐めてよ....」
俺の口の中で、どんどん硬さを増す松潤のソコから、透明な汁が溢れ出してくる。
気が付けば、四つん這いの姿勢で、
後ろから松潤に突き上げられていた。
「..あっ...ああ..やっ...もう...」
「翔くん....そんな締めすぎだって///」
松潤の先が、俺の中のイイトコロを何度も突くから、一度吐き出したはずのソコは、またゆるゆると勃ち上がり、彼の律動に合わせて、揺れた。
心と裏腹に、彼のを咥えて離さない俺自身...
ふと顔を上げると、
真っ青な顔をした智くんと目があった。
彼の目からは、止めどなく涙が溢れていた...
....智くん...どうして泣いてるの?
松潤に組み敷かれてる俺が、可哀想だから?
それとも、こんな俺が、惨めだから?
....泣かないでよ、智くん...
君にそんな顔、見たくないから、
雅紀を泣かせたくないから、
俺は、松潤に身体を差し出したはずだったのに...
「あっ..あっ..また..イキそう...」
「..ああ、翔くん...気持ち、いい...受け止めて、俺のことを....」
「...ああああ、イクッ////」
俺の尖端から、白濁が飛び出すと、
潤のが、俺の奥で、どくんどくんと跳ねた。
虚ろな目を開け、俺を凝視する智くんは
見たこともないような、悲しい顔をしてた。
『たすけて...』俺の唇は、微かにそう動いた。
それを見た智くんは、弾かれたように立ち上がって、俺と松潤の側までフラフラとやって来ると、
俺の身体を抱き締めた。
「...翔くん..ごめん..翔くん..ごめんよ..」
そう言いながら、身体を震わせて。
松潤が、急に俺から出たから、
俺の口から、言葉にならない甘い呻き声が漏れた。
すると、
「...ううううっ////」
智くんの嗚咽が、部屋中に響いた。