第3章 全員集合
リビングから出るとみんながいた。
みんなは背が高いからかな、
玄関がちょっと狭くみえた。
ちょうどブーツを脱ぎ終わったさつきと目があった。
「っ!!!!」
そう言ってこっちに駆けてくるさつきになんとも懐かしさとか、
感謝とか、あの頃の気持ちが蘇って、
思わず、抱き合った。
「、髪伸びたね。
大人っぽくなった。」
『さつきこそ、短い髪も似合ってるよ。』
お互いに涙声に聞こえるのは気のせいかな。
「うん」
すごくすごく嬉しかった。
たくさん話したいことがあった。
さつきだけじゃない。
みんなに。