第2章 GW
2人がテーブルのセッティングを終えた頃……
「やっと終わりましたね。」
「あぁ。けど、お前のこだわりが強いせいで時間かかったけどな。」
火神が、相変わらずの悪態をつくと
負けじと黒子も
「いや、火神くんが、ガサツに置くから僕が直すハメになったんじゃないですか。」
なんて論点のズレた水かけ論をしながら、
黒子は、ソファーの横に広がる大きなカーテンを開けた。
「大きい窓。いいですね。」
「あぁ。俺んちにも欲しいくらいだぜ。」
「なにいってるんですか。
日本でもこっちでも、贅沢な部屋に住んどいて。」
「ちがっ、、それは親父が、、、」
「「っ…………!!?? 」」
カーテンを開けた2人の眼前には
バスケコートが広がっていた。
「「あ、、、、」」
2人の口からは感嘆の声がでていた。
と過ごした日々。
共に戦い抜いた大切な存在。
から声がかかるまで2人には
静かな時が流れていた。
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