第3章 誤解。
『いやぁ…、』
安定様の指が曲がり
奥に入る違和感から
突然強い刺激へと切り替わる。
『曲げな…、ぃで』
安定『イイところにあたるから?』
『ん…ぅ、』
安定『図星、ね。』
ズプッ…指を折り曲げたまま
グッと中へと入れてきて
爪が膣の中を強く擦る。
痛い…のか快楽なのか
麻痺した私にはわからない。
指が増やされた時、膣口が
無理やり開かれ安定様の指の
動くままに乱される。
『ひ、ぅ。』
安定『…濡れてない、けど
もう、いいよね?』
ぬちゅ…と控えめな音と共に
引き抜かれた指
両手で腰を持ち上げられると
秘部へと熱いものが触れる。
『ぇ…、安定…様?』
安定『………。』
無言の安定様に再度
声をかけようとすれば
秘部に感じた事の無い
痛みが駆け巡る。
『ぁ…い゙っ、』
安定『ぐっ…きっつい…。』
『ゃ、だ…いたぃ…』
痛みに耐えきれず
唇を噛み締めて涙を零し
無意識に膣を締め付けた。
安定『………っ、』
安定様のツラそうな吐息が聞こえた。
審神者である私が刀剣を
苦しめるなどあってはならないが
今そんな余裕がある筈もない。
『ヒック…ぅぅ…。』
布団に顔を押し付けて
抜いてほしいとばかりに泣いた。
彼もツライのだ私もツラいのだ
誰も報われはしないのに…。
安定『なん…で、』
『………ん、?』
安定『こんなに酷いことしてるのに
君は僕に"命令"しないんだよ。』
彼は抜こうともせず
動く訳でもなく私を背中から
包み込む様に覆いかぶさってきた。
汗で濡れた体に彼の火照った体が
包み込みそこに確かに温もりがあった
『命令…はしません。』
審神者である私は彼の名を呼び
やめろとか、抜けとか言えば…
逆らうことは出来ないだろう。
『だって…、』
そんな事をしてしまったら
私は前審神者と同じなのだ。
『私、はこの本丸の審神者です
審神者だから…刀剣である貴方から
逃げるわけには…いかないんですっ』
安定『………きみ、は。』
『向き合い…たいんです…、』
伝わったかわからない
嗚咽混じりの泣き声で叫ぶ。
ぎゅっ…と安定様の腕が包む。
優しく包み込むその手は温かくて…