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狂気の傷痕【刀剣乱舞】

第19章 戦争。


慌ただしく戻ってきた
長谷部から着替えをもらい
早めに身だしなみを整えた。


"長谷部からお話がいくつか…"っと
言われて今がある部屋まで向かう。


小烏丸様と蛍丸様はお茶をする
との事なので部屋でお別れをし


長谷部の後を黙々とついて行く。


『ねぇ、長谷部…?』


長谷部『はい、なんですか…。』


気になっていたことを
今のうちに聞きてみようと
口を開けば前を向いたまま
長谷部は反応してくれた。


『着替えありがとう…ところで
下着も長谷部が持ってきたの?』


長谷部『………ぅぐっ。』


着替えを持って来てくれた中に
ご丁寧に下着もあったのだ。


しかもこれは下の方にあった物。


『選んだ…の?』


数ある下着の中から白と水玉の
シンプルな下着を…、


長谷部『あ…主に、
似合うかと思いまして…。』


俯いた顔の長谷部の耳は
真っ赤に染まっていて可愛い。


怒るに怒れないまま
背中をとんとんと軽く叩き
"ありがと…"と呟いた。


湯気があがりそうなくらい
照れている長谷部と共に
目的場所へ辿り着いた私達。


部屋の襖を開ければ大きな
テーブルに複数の刀剣達がいた。


三日月『やっとお目覚めか?』


小狐丸『お待ちしておりました。』


『おはよう、ございます。』


優雅に茶を啜りながらのお出迎え


一期『さぁ、こちらへどうぞ。』


紳士のような立ち振る舞いで
私のいきゆく先を導いてくれる。


案内されるがままテーブルの
奥の方へ座りそれぞれが着席する


とりあえず長谷部、顔赤いままだぞ。


大丈夫かな…と長谷部を見ていると
テーブルの下からふわふわの毛が
私の足へと触れて前足を乗せた。


こん『主様!』


なんだこいつ可愛いな


ひょい…と現れたこんのすけを
これでもか!ってくらい撫で回し


話の流れを刀剣達へ預けた。


三日月『ふむ…何から話そうか。』


『沢山あるのですか?』


長谷部『沢山という程でもないです。
今後の出陣予定と前審神者の事で…』


これは少し驚いた…。


まさか話したくもない会話を
自ら尋ねてくるとは思わなかった。


一期『主様のお考えをどうか
聞かせては頂けないでしょうか。』


覚悟を決めて勇気を持った。




…強くなったのは私だけじゃない。



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