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狂気の傷痕【刀剣乱舞】

第18章 混乱。


小烏丸様が個人で眠る部屋へ
案内されればしかれた布団へ
トン…と押された。


『わわ…っと、』


どさ…と小烏丸様の香る布団へ
顔をつけ恐る恐る彼を見上げた。


小烏丸『知りたいのだ…娘の事を、』


私へと覆い被さる小烏丸様は
少し怖い印象を纏わせていた。


『むす、め…』


娘ではないが家族と呼んだ
私はそれを強く否定はできない。


小烏丸『だが…な、
この胸の高まりはどうしてくれる?』


近くなる小烏丸の顔が
私の頬へと口付けた…


『こがらす…さ…っ、』


小烏丸『娘とも想い…
愛する者とも想う…なんて
苦しいものだろうなぁ…。』


するりと伸びた手が
頬から首筋へと這わせていく


ゾクゾクと体が反応する…


『ひ…ぁ…、』


小烏丸『父を助けてくれるな?』


ちゅ…ぅ、と唇を合わせた。


柔らかい唇が触れてぬる…と
熱い舌が唇を舐めた。


ぺろ…ぺろ…とまるで
遊ぶように舐める小烏丸様に
話せずに口を閉ざし続けた。


ツゥ…と首筋から衣服越しに
胸を触るかと思えば通り過ぎ
衣服の下へと手を潜らせた


『や…ぅ…ンッ…ぅ。』


その手が怖くなって
叫ぼうとすれば彼の唇が
私の唇を塞いだ。


くちゅ…くちゅ…と舌が絡まり
息が苦しくなりながら


小烏丸『…フッ………っ』


彼の微笑みに胸がどくん…と
大きく高鳴って


『ふ…ぁ…っ、ンンッ。』


彼の口付けの虜となった。


柔らかい唇が唾液をまとわせ
私の唇と絡ませていく


溢れそうになる唾液が
彼の吸い付きによって無くなり
そしてまた…溢れさせる。


『は……っ、ンッ』


小烏丸『俺の口付けがそんなに
好きか…良いぞもっと求めてもな

愛しい者の願いを叶えよう…。』


噛み付く…ような口付け


荒々しい口付けを繰り返し
求めた以上の愛を注ぎ込まれる。



彼の求める愛とはいったい…
私は彼に答えられる?



答えのないヒントを求めて
代わりに彼の口付けに夢中に…


それだけじゃダメなのに…。


『小烏丸様ぁ…、ンッ』


小烏丸『あぁ、良い声で鳴く…』



求めた声は彼に届くの…?




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