第43章 満天恋月 ー 織姫争奪戦 ー / 家康END
(本当に……馬鹿みたいに素直で可愛いんだから)
頭の上には、満天の星空。
今頃、空の彼方で逢瀬をしているだろう、その恋人達に。
心の底から、感謝した。
舞に出会わせてくれて、ありがとう。
愛してくれて、愛されてくれて……ありがとう。
舞の瞳みたいにキラキラ耀く星達が。
二人の姿を祝福してくれている、と。
そんな御伽草子のような事を心に思って──………
その小さな温もりを、心から噛み締めた。
───…………
「ぁあぁっ…んっっやぁ…っいえ、やす……!」
甘い、蜜な時間は終わる事を知らない。
舞を愛でて、啼くに啼かせて。
貫いて、腰を振って、奥底に吐き出しても──……
また愛する者を求めて、欲望はいきり立つ。
「はぁっ…あっ……舞、イイよ……!」
「いえ…ぁあぁっんっっそんなに、だめぇ…っっ!」
馬鹿みたいに欲情した心は、止まることを知らずに。
見つけ出した舞のイイ所を攻めては、またさらに己の欲望で突き上げる。
みっともなくも、舞に溺れて……
愛する者と交える事が、こんなにも嬉しいなんて。
心の奥底から湧き出る愛しさに、戸惑いながらも身を委ねていく。
「舞、気持ちイイ……?ほら、蜜と俺が出したので…もうトロトロに蕩けてるね」
舞の淫らで柔らかい花弁を指で開き、中の蜜を零す口に反対の手の指を当て。
そのまま、くちゅくちゅと音を立てながら、二本の指で擦り上げる。
舞は胡座をかいた膝の上で脚を開き、背中をこちらにもたれ掛けて…
その指の愛撫に、目を閉じて感じているようだった。
「ぁあぁっ…弄っちゃ、やぁっ……んっっ」
「なんで…気持ちイイんでしょ?すごいひくついて、また果てそうになってるよ……?」
「んっぁあぁっ…やぁ…いえやすぅ……!」
「もっと名前呼んで、ほら…可愛く喘いで、舞」
「も、だめぇ…家康、いえっぁあ──……っっ!!」
直後、舞は身体を震わせ、蜜を大量に溢れさせながら果てた。
その達する時の表情が本当にいやらしく、腰がぞくぞく疼いてしまう。