第43章 満天恋月 ー 織姫争奪戦 ー / 家康END
「舞、一人で果てるなんて、悪い子だよ?」
舞の身体を下に降ろし、そしてうつ伏せにさせる。
突き出した尻の線が、またくらくらするくらい色っぽくて……
それを見ているだけで、男の象徴からは液が漏れ出す。
「はぁ…はぁっ……いえやす……」
「じゃあ、今度は後ろから……ね?」
「熱っ…家康の、熱い……!」
「うん、熱いだけじゃなくて、ゴリゴリ硬いでしょ?今から、それがまた舞の中に入るよ」
(俺、おかしくなったかもね。何度繋がっても足りない……舞がほしくて堪らない)
再度、舞の身体を貫けば。
甘美な水音は部屋に響き渡り、そして全てが溶けていく。
身体も、心も、頭の中も……
蕩けて熱を上げる舞の身体が愛しくて。
そして、また思い知らされる。
どれだけ舞が好きなのか。
どれだけ──………
この身に野心が眠っているのかを。
「愛してる、舞。息も出来ない程に……だから、もっともっと愛させて、俺に甘やかされて。ずっとずっと、一緒だよ。離してあげない、あんたと俺の生涯が終わるまで」
胸を焦がすほどの熱情。
それは舞のせいだ。
熱くなった身体も。
すべてすべて──………
だから、責任もって愛されて。
これからも天の邪鬼な自分は消えないかもしれない。
でも、舞には素直に伝えるよ。
愛してる、と。
瞬く星は、二人を照らす。
紡いでいく物語は、きっと。
幸せに満ちている筈だ。
ずっと二人で歩いて行こう。
どんな困難も乗り越えて。
星より輝く未来は、きっと手を伸ばした先にある。
一緒に掴む、その日は近い。
二人で書いた願い事が叶う日まで……
────またあんたに溺れて、満ちていく。
満天恋月 ー 織姫争奪戦 ー
家康END
終