第35章 純恋花〜君が知らない罪と罰〜 / 豊臣秀吉
安土城中庭にある、一本の桜。
秀吉はそこまで舞を連れて来ると、木の下に舞を降ろし、目隠しを取った。
舞の瞳は潤んで、トロンとしており。
何も映していないようにも見える。
舞は瞬きをすると、キョロキョロと周りを見渡した。
「ここ、桜……」
「中庭だからな」
「なんで、ここ……?」
「お前を辱めて、仕置きするためだ」
秀吉は舞の背中に腕を回し、するすると器用に帯を解いていく。
帯を引き抜き、腰紐を取り……
そのまま、一気に着物を剥いだ。
舞の素肌が、月明かりに照らされる。
羞恥に駆られ、舞は一糸まとわぬ裸体を、必死に腕で隠した。
「秀吉、さ…っやだ……っ」
「俺はそっちのお前のが好きだ」
「恥ずかし…い、着物……っ」
「外で脱がせるのもいいな……興奮する」
怪しげに笑いながら、秀吉は舞の身体を木の幹に追い込む。
背中が幹についたところで、両手を捕らえ、頭の上で固めてしまった。
「ひで、よし、さ……っ」
「そんな目で見ても駄目だ、ほんと身体熱いな」
「おし、おき、やだ……っなん…でぇ?」
「悪い子には当然だろ……さっきはこうしたんだっけ?」
そう言って、首筋に吸い付く。
熱い舞の首筋を音を立てて味わうと、舞はまたしても熱い吐息を漏らし始めた。
「あ…っんんっや……っ」
「ほら、桜を楽しめ。 枝垂れてるぞ、ゆっくり見たかったんだろ?」
「いじ……わる……っあぁっ」
「違うよな、書庫であんなに淫らに喘いでよがった、お前がいけないんだよな?」
唇を滑らせて、鎖骨を柔く噛んでから、胸に舌を這わせる。
先をなぶってチロチロと舐め、片手で揉んでいく。
「硬くなって、いやらしいな。 コリコリしてる」
「弄っちゃ、だめぇ……っ」
「ヤラシー顔してるのに? 顔が蕩けてるよな」
「こんな、誰かに、見られたら……っ」
「へぇ、見られたら恥ずかしいのに、こんな感じて濡らしてんの? どれだけだよ、淫乱舞」
言葉で攻めながら、身体もどんどん追い込んでいく。
片手で手を固定したまま、空いてる手で脚の間に手を差し込むと。
蜜は太ももまで流れており、秀吉はくすりと笑った。