第13章 敏感少女~俺を感じて~ / 豊臣秀吉
「あ……っ、はぁ……」
「感じるか?」
「……っ、ちょっと変かも……」
どうやら効果はあったようだ。
なら、直接触ればもっと感じるかもしれない。
秀吉は夜着の襟から手を入れると、肩を滑らして、夜着を撫で落とした。
「あ……っ」
前を隠そうとするので、両手首を捕らえ、開かせる。
途端に露わになる、舞の真っ白な肌。
胸の先は、可愛く薄桃色をしていて……
(まずい、これはまずい……っ)
身体の疼きを感じて、秀吉は思わず目を逸らす。
惚れた女の身体は、目に毒だ。
しかし、一回引き受けた事を放棄するなんて出来ない。
(せめて、直視しないように……)
秀吉は、舞に背中を向けさせる。
華奢で真っ白な背中を見たら、めちゃくちゃにしたいと言う支配心が生まれた。
これはこれで、まずい……!
「秀吉さん……?」
押し黙った秀吉に、舞が心配そうに声をかける。
今更だが『感じるようになるまで、付き合う』なんて言うんじゃなかった……っ。
これでは、自分のほうが持たないかもしれない。
(でも、兄貴として、兄貴としてぇ……)
なんとか自分を奮い立たせる。
舞が少しでも感じてきたら、もうやめよう。
そうしないと、引き返せなくなる。
そう心に決めて、舞を後ろから抱きすくめた。
前に手を回し、胸に触れ。
人差し指と親指を使って、胸の頂きを摘み、コリコリと擦る。
ついでに耳に唇を寄せ、耳たぶを甘噛みすると……
「あ……っ、ん……っ」
明らかに感じている声を上げる。
身体はぴくぴく動いているし……
(もしかして、結構感じやすいんじゃないか……?)
「……どうだ?」
「や……っ、耳元で話さないで……っ」
耳元で囁くだけで、身体をびくっと跳ねさせる舞。
これで、感じない体質とか言うのか?