第3章 罠を仕掛けたらどっぷりハマっていました…一期一振
「ぁんっ…はぁ…一期、こっちを見て?」
「あっ…は、ぁるじ…あるじ、どの…」
私は胸を触り、一期は陰茎を上下に擦る。一期の荒い息遣いが耳に届き余計にムラムラして来た…びく付く事に水色の髪が揺れて、目を瞑ると長いまつ毛を震わせる。色っぽい声と潤みのある瞳で私の身体を見つめて欲情する彼がとても可愛らしく愛おしい。私はズボンや下着を脱ぎ捨てて彼と同じように膝を曲げて両足を開いた。陰部が薄暗い部屋でも見れるのか、先走りが溢れ出る。まだ触っていないのに私の陰部もグチャグチャに濡れていた。人差し指と中指を中へ入れて行く、ぐちゅ…と卑猥な音を聞かせてあげたら興奮した様子で私の陰部を一点に見つめ続けていた。それがまた私を興奮させる。
「はぁ…んんっ…いちご…」
「!…んん゙ぁ、るじ…どのっ…ぁんっ…」
「ふふ、一期可愛い…」
クチュクチュと水音が聞こえる、私に触れられないのがもどかしいようで私の名を何度も呼んだ。泣きそうに顔を歪ませる一期の表情がまた可愛らしい、もっと虐めたくなってしまう。
「ふぁ…あ、あるじ…も、もぅ…」
「ふふっ…私も逝きそう…」
胸に触れたり、挿入した指を感じながら同じく感じている一期を視姦する。私のいやらしい笑みに感じて上下に擦る速度が早くなった、彼もそろそろ逝きそうだ。一緒に逝こうかと笑う私にこくこくと大きく頷き声を我慢する一期。私は目を細めて自分の唇を彼の唇にそっと押し当ててキスをした。
「んん゙っ!ぁっ…はぁ…んぁ…」
「ちゅ、はぁ…んっ…一期…」
「ん!やっ…まっーーぅあ、ぁっ!」
私の声に反応するようにビクビクと大きく身体を痙攣させて逝ったのが分かった。唇を離せば泣きそうに私を見つめている、その表情がまた私を駆り立てた。
「あるじ、どの…」
「今日の一期も…可愛かったよ」
「っ…一緒に逝こうと、仰ったというのに…」
「ふふ…ごめんなさい。でも…気持ち良かったでしょう?」
「っ!…私は貴女に触れられたいのです。私から触れる事が出来ない、貴女から触れられる事さえも叶わないなど…虚しいだけです。私は主殿を好いております…」
そんな告白は狡い。もっと可愛がってあげたくなるじゃないかと緩みそうになる頬を必死に引き締める。一期をそっと抱き締めて、耳元で囁くように「私に触ってもいいよ?」と言い彼を押し倒して、愛してると笑えば彼は嬉しそうに泣いた