第18章 おそ松さん《7:松野トド松》
陽が傾きオレンジに染まった道を
ぞろぞろと7人揃って歩く
スーパーで買ったお肉と、缶ビールを両手に持ち
たわいも無い会話で笑いながら歩く
我が家のハウスキーパー
唯一1人の時間をゆっくり過ごせる
日曜日が今週は、こりもせずに6つ子と過ごす
自分に小さく笑いがこぼれる
「ちゃん?どうしたのー?」
『あんたたちと過ごす一週間は、ほんとに楽しいなって思ってたとこ』
「まじすか!あざーす!」
この居心地いいぬるま湯にもうしばらく使っていようと思う
私もそうとうのクズなのだろう。