• テキストサイズ

sing sing sing!!!《短編集》

第16章 おそ松さん《6:松野十四松》




目覚ましが鳴る前に目が覚め
薄っすらと開く目から
窓へと視線をやると
薄オレンジ色の光が差し込んでいる




だいたい5時頃だろうか、
もうひと寝りしようと目を瞑る





ガチャリと玄関扉が開く音がすると
想像以上に静かな足音が聞こえ
「おじゃましマッスル」と
松野家五男のいつもの挨拶が聞こえる。

小声で挨拶をしている十四松の
姿が想像でき、かわいすぎるその姿に
クスリと笑いをこぼす。




静かな足音がこちらへと近づき
寝室の扉を開ける

ゆっくりとベットへと近づく足音に
は目を閉じ寝たふりをする。




ベットのそばへと止まった足音は
暫く動く気配がせず




もう行ったのかな、と
うとうとと意識を手放そうとしていると
スプリングが少し軋み
唇に柔らかい感触が触れる


十四松はゆっくりと合わさった唇を離し
「時間あるから寝ててね
また、起こしにきてあげるから」
少し低めの艶っぽい声でそう言うと
足音がベットから遠ざかり寝室の窓扉が閉まる音がした。









『え、誰今の、十四松だった?!』
は赤く染まる顔を隠す様に
布団を深く被った。

/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp