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境界線。【安室透夢小説】

第10章 問.月が綺麗ですね。


安室side

.............全くこの子は。

信頼されているのか、意識されてないのか。
いい加減にしないと終いにゃ本当に襲うぞ。

「.....どうしてそう思うんですか?わかりませんよ?僕だって男ですから。」




「だって。安室さん、私のこと大好きでしょう?そんな人が私の嫌がることなんてしませんよ。でしょ?」

「はは。確かに..........ん.??......え?????」

ななななななななんで くのえさんがそれを//////


「そうですよね。...それに、安室さんならいいですよ。私も安室さんのこと大好きですから。」

.....何が起こったんだ。
俺のことが好き?誰が? くのえさんが??

どうするべきだ、考えろ降谷零。
このまま流すか、それともはっきりと思いを伝えてしまうか。
だが、彼女はまだ未成年。
................彼女も俺のことを思ってくれているなら、両思い。
真剣交際なら......ってそうじゃなくてだな。



「.....私ね、私のことを好きって言ってくれる人はみんな大好きなんです。だから、何されても嫌いになりません。安室さんも大好きだし、 翠君は大好きって言葉なんかじゃ足りないくらい好き。コナン君も大好き。蘭ちゃんや園子ちゃんも私のことよく思ってくれてる。だから大好き。霧島先輩もよく会いに来てくれるし、すごくわかりやすい好意を向けてくれてる。好き。知佳君も私のこと好きになってくれた。だから、私もこんなに彼のこと大好きになれた。他にもたくさん。」



は、早まらなくてよかった。



くのえさんの好きは友達として、なのか。



それに、仕事のことや組織のことを考えると、 くのえさんにはあまり近づきすぎない方が彼女のためなのか。


「.....それで、安室さん。どうしますか?泊まります?」

あ、そういえば....


「.....それじゃあ、もう1日だけ。」

「本当ですか?楽しみだな。今日、 翠君がいないからちょっとだけ嫌だったんですよね、ひとりぼっちって寂しいじゃないですか。」



別に彼女の家に泊まるのにやましい気持ちはない。
今朝取り付けた盗聴器を回収するためだ。


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