第5章 アリスの罪状は?
くのえside
そうか、犯人、見つかったのか。
私には関係ないしどうでもいいけど。
ただこういった類いのニュースを見ると何故かイライラする。
「... くのえ姉ちゃん。もう1日だけ泊まってもいい?」
「.......いいけど、どうして?」
「楽しかったから!いいでしょ?」
コナン君、猫被ってるんだろうな。
まぁ、疑われて当然なのかな。
「...僕は、そろそろ失礼しますね。急に泊めてもらっちゃってすみません。」
「...私も安室さんとたくさんお話しできて楽しかったですから。いつでも、またいらしてくださいね。」
安室さんを玄関まで送り、家にはコナン君と私の2人だけになる。
「......で、コナン君はいつまで私を見張ってるつもりなの?」
「如月知佳くんが見つかるまでかな。」
「...じゃあ、コナン君は私とずっと一緒に暮らすのかな?」
この家の中に如月知佳くんはいないし。
コナン君がここにある限り出てこないよ。
「...じゃあ、もう少ししたらご飯の材料買いに行こうか。コナン君の好きなもの作るからね。」
買い出しの準備をしに部屋に戻る。
着替えて、日差し対策のキャペリンハットをかぶる。
「...じゃあ、行こうかな。」
「はーい。」
そう言って2人で家を出る。